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クラシックの悦楽 願いをかなえる名曲をめぐる旅

青少年のための明るいクラシック学入門

第2章 6 他にはない深い感動とかつてないエクスタシーを得られる

 クラシック音楽でしか得られない独特の深い感動というものがあります。ときにそれは感動を超えて、恍惚やエクスタシーに近いものとなり、感情を浄化するように思われることもあります。

 

 以前、私がバッハの作曲した『マタイ受難曲』という作品を、名演奏家による古い録音で聴いたとき、聴衆のすすり泣きが聴こえてきたことがありました。この他にも、画家などがよく創作への着想を得るためや、インスピレーションを高めるために、アトリエでクラシック音楽をかけながら制作する姿なども珍しくありません。身近な人の例では、私の知りあいに音楽教師がいるのですが、彼女は「クラシックを聴くと興奮する」と言っていました。

 

 クラシック音楽には「眠くなる」というイメージがありますが、好きになると逆にカフェインのいらない眠気覚ましになるので、カフェインを摂らない人にはおすすめです。