クラシックの悦楽 願いをかなえる名曲をめぐる旅

青少年のための明るいクラシック学入門

第2章 5 健康やアンチエイジングに効果がある 

 クラシックを聴くと、ゆったりできるとか、胎教にいいというのはみなさんもご存知ですね。動植物の成育にもいい影響を及ぼすので、以前からハウス栽培や畜産農家でもクラシック音楽を流して、野菜を大きく成長させるとか、ニワトリにたくさん卵を産ませるとか、牛の乳の出をよくするとか、いい肉にするといった話をよく聞きます。クラシック音楽にはより自然界の音に近い特有のゆらぎがあるとか、癒しのリズムがあるとか報告されていますが、それが生体レベルで作用して、ストレスケアの効果があるのでしょう。人類が数百年ものあいだクラシック音楽を聴き続けたのは、知らず知らずのうちに私たちの体が欲していたせいもあるのかもしれません。

 

 ストレスが緩和されると、毎日を気分よく過ごすことができます。すると私たちの免疫機能も高まり、いい体調、コンディションを維持することもできますし、病気になりにくい体がつくられ、抗加齢、アンチエイジングにも効果があります。

 

 私はこれまでクラシックに関わる多くの人と出会う機会に恵まれてきましたが、みなさん例外なくいきいきとして、実年齢より確実に一〇歳から二〇歳は若く見えます。世界の第一線で活躍する指揮者や評論家に高齢の人が多いのも、たまたまではないように思えます。これまでは、年の割りに若いとか、長生きする人は、たまたまそうだと考えられていました。しかし現在ではさまざまな分野から検証がなされ、アンチエイジングはサイエンスとなり、狙える時代になりました。

 

 かつては「しあわせである」こともたまたまだと考えられていましたが、現在はしあわせになるための方法論がかなり確立してきて、よりサイエンスに近くなり、狙える時代になりました。同じく「クラシックが好きである」ことも、これまでのように特定の人の特殊な趣味としてあきらめるのではなく、あえて好きになれる方法を、このブログで皆さんに提案していくものであります。