クラシックの悦楽 願いをかなえる名曲をめぐる旅

青少年のための明るいクラシック学入門

はじめに

どんな人にも、何かに出会う時があります。そのタイミングが来ないかぎり、出会えない何かがあるものです。今このブログに目をとめられたあなたは、心の深いところで何かが引っかかったのかもしれません。クラシックが好きな人なら、もっと楽しみたいとか、…

第3章 1 クラシックで人づきあいと世界の見えかたが変わる

ストレスが緩和されることで、感情も安定しますが、クラシック音楽には、曲によってただ聴いているだけで感情を安定させるものがあります。 私たちは感情にムラがあってすぐ怒ったりする人より、いつもおだやかで明るい人と一緒にいたいものです。 人のもつ…

第2章 6 他にはない深い感動とかつてないエクスタシーを得られる

クラシック音楽でしか得られない独特の深い感動というものがあります。ときにそれは感動を超えて、恍惚やエクスタシーに近いものとなり、感情を浄化するように思われることもあります。 以前、私がバッハの作曲した『マタイ受難曲』という作品を、名演奏家に…

第2章 5 健康やアンチエイジングに効果がある 

クラシックを聴くと、ゆったりできるとか、胎教にいいというのはみなさんもご存知ですね。動植物の成育にもいい影響を及ぼすので、以前からハウス栽培や畜産農家でもクラシック音楽を流して、野菜を大きく成長させるとか、ニワトリにたくさん卵を産ませると…

第2章 4 音楽とともに目の前に映像がひろがる

今、ここでお話しているあいだもずっと、私の頭のなかには、十九世紀後半のある作曲家の楽曲が、じっさいにオーディオ機器で再生しているのとほぼ変わらないリアルさで流れています。しかも弦楽器、管楽器、打楽器など、一〇〇人ほどで演奏しているすべての…

第2章 3 「エア・クラシック」ならいつでもどこでも音楽が聴ける

これはちょっと中級編なのですが、クラシックをかなり聴きこむと、好きな音楽を好きなときに好きなだけ「頭のなかだけで再生して聴く」ことができるようになります。頭のなかから音楽をダウンロードする感覚ですが、再生までの時間は一秒もかかりません。そ…

第2章 2 毎日が一人カフェになる

もし願いがかなうなら、あなたは毎日何をして過ごしたいですか? 例えば朝からカフェへ行って、大好きなココナツ・ラテを味わいながらゆっくりまったりしたいという人もいるかもしれません。 クラシックを聴くようになると、これが可能になります。何も仮病…

第2章 1 クラシックが心と体に与えるいい効果

クラシックに限らず、いい音楽を聴くと、心身に旋律が沁みこんで、心地よい余韻をしばらく楽しめます。それは例えば何かおいしいものを食べた後に、その味わいがしばらく口のなかに残っていたり、またお酒を飲まれる人なら、いいウィスキーやワインを口にし…

第1章 5 クラシックは高級ではなく一流である

そんなこんなで、クラシック音楽は「知的階級の趣味」、「高級なもの」というイメージが次々にくっついていきました。しかし曲がつくられた背景や、作曲家について深く知れば知るほど、その作品の美しさはもちろん、人間の尊厳や気高さとともに、あくなき欲…

第1章 4 クラシックに難しいイメージがつきまとう理由

くわえて私たちのほとんどは、小学校や中学校の音楽室で人生で初めてクラシックの作曲家と対面します。それは禁欲的な表情をたたえるバッハや、羽根ペンを持つベートーヴェンのいかめしい肖像画です。これにより、私たちのクラシック音楽のイメージに、「ち…

第1章 3 世間でクラシックと思われている音楽ほど退屈

そもそも、誰もがイメージするクラシック音楽というのは、昔はなかった筈です。なぜならクラシック=「古い」という意味ですから、作曲当初はクラシックではなく、今どきのJポップと同じような感覚で、宮廷や作曲家のサロンなどで演奏されていたことでしょ…

第1章 2 クラシックってほんとうにわかりにくいの?

このように言うと、クラシックがわかりにくい、というのも成り立たなくなります。自分がステキだなとか、美しいなと心から思える音楽だけを聴けばいいだけの話なのですから。 ただ、その音楽との出会い方や聴き方がなかなか知られていないから、世間でクラシ…

第1章 1 クラシックを楽しむのに準備も知識もいらない

ここで「クラシック音楽を辞書で調べると」、というありきたりな序文は控えたいと思います。このブログではクラシックを、あなたがたが各々、こんなものかなとイメージする音楽、と定義することにします。なぜならあらゆる芸術は本来、誰のものでもない、き…